大死一番とは何か?
「一度死んだつもりになって奮起すること」をいう。
さまざまな説があり、
禅宗で今までの自分を一切なげうち、 欲を捨て、心を空にして仏法に徹することという仏教語からきた。
死んだ気になれば何でもできる、という意味や 死ぬ覚悟で何かをしてみるという意味でもある。
今朝、
以前から挨拶程度のつきあいのある
同じマンションに住む方と、
エレベーターで偶然にも一緒に乗り合わせた。
以前お会いした時は、
よく太っていた明るいおばさんだったが、
今朝は、げっそりし、どこか冴えない顔をされていた。
先方からお話を切り出された。
「近々、入院するんです・・・」
話を聞くと、近いうちに大手術をするという。
あんなに元気そうだった方が、
こんなにも変わるのかと、
私はショックを受けた。
一日も早い回復をお祈りしている旨を 伝え、私は外出をした。
外出しながら、
わたしは自分の身に置き換えて考えてみた。
どんなに元気そうに見える人間でも、
いつ何時、どんなことがあるかも知れない。
もし自分の身に何かあったら
残された人々は、どうなるのか?
・・・
「生きてる間に最善を尽くそう!」
と思った。
と、同時に【大死一番】という言葉を
思い出した。
この言葉は
中村天風師の弟子であった故、大井満先生から
直接教えていただいた。
「これからは何事があっても、この気持ちで生きなさい」
安定打坐法のご指示をいただいた時、
帰り際に、若かった私に、このように声をかけてくださった。
「一度死んだつもりになって真剣に生きる」
「安定打坐法の空の境涯で生きる」
この事を身が引き締まる思いで再確認した。
【大死一番】
胸に刻んで生きよう!
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